年齢のせいにしない習慣

はじめに

このタイトルを見て「ドキッ」とした方、いますか??

「もうこの歳だから」「もう若くないから」「いい歳して」・・・やりたい気持ちはあるけど諦めてしまっている時、難しいことを勧められた時、面倒なことを頼まれた時、何気なく使ってしまいがちなワードかもしれません。

今回は「年齢のせいにしない」ということについて、習慣化の観点から探ってみたいと思います。私が特に思い入れのあるテーマなので、あえて少しキツめの表現にしています。もしちょっと重いな…と思う方は気にせず今日はスルーしてください。

「年齢なんて気にせず、いつもワクワク新しいことに挑戦しているよ」という方もいるかもしれません。でも、言われてみると確かに、最近年齢のせいにして後ろ向きになっているかもしれないな…という方は、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

私の経験から

まず私の身近な2人の事例をご紹介します。

70代女性のクライアントAさんは、いつ会ってもとてもお元気。健康を維持したいからと始めた運動習慣はすでに半年が経過し、何とウエスト−7.5㎝!「脳にも体にも、あえて自分に負荷をかけてるのよ」と笑顔で話すAさんは本当に若々しく、何かAさんの役に立てるならと素直に応援したくなる魅力的な方です。

80代の私の父は、今でも現役で野球をやっています。還暦と古希の2チームを掛け持ちして、昨年までは週4日練習していましたが、さすがに体力的に厳しいと今年から週2日になりました。(それでもすごいですけどね)いつ会っても背筋がシャキッと伸びていて、夏には真っ黒に日焼けした元気な父を見ると、私も負けてられないなとパワーをもらいます。

さて、こう考えると、本当に年齢のせいでできないことってどれくらいあるんでしょうね。もちろん病気やケガ、育児や介護など人それぞれいろんな状況はあると思います。ただ本当にやろうと思えばいくらでもやりようはあるし、最初から満足する出来ではなくても少しずつ楽しみならがスタートすることもできるのでは?と思うのです。

だからこそ私は「もうこの歳だから・・・」と言って後ろ向きになっている方にお会いすると、とても残念ですごくもったいないなと感じます。

少し厳しいことを言ってしまうと、「もうこの歳だから・・・」の後に続くのは「できない」「無理」「諦めた」こんなマイナスな言葉ですね。その裏にあるのは「頑張りたくない」「考えたくない」「ラクしたい」、さらにそんな自分を認めたくないから年齢のせいにして逃げてしまっている、心当たりのある方もいるかもしれませんね。

さて、次は私の経験です。かれこれ10年ほど前、寝る間も惜しんで社労士の勉強をしていた時、よく周りの人からこんなことを言われました。

先輩たち

社労士の勉強、がんばっててすごいよね。

私は”もう歳だから”、記憶力も悪くなってるし、集中力も落ちて頭に入らないから無理だわ。

言った本人は悪気もなく、むしろ励ましているつもりだったのかもしれませんが、言われた私はどう思っていたかというと…

こんちゃん

それ本当?若い時だったらこんな難しい試験でも受かるってこと?30代だったら自分もできたみたいに言うのは、今本気で勉強してる私に失礼じゃない?

はい、ひねくれこんちゃです^^;必死で勉強していた時なのでお許しください。

でも、私はこの経験から「年齢のせいにする大人にはならないぞ!」と決めました。仮に記憶力や集中力が落ちてきてるかも?と感じても、そもそもそこに年齢は関係なくて、だったら勉強時間を増やしてみよう、覚え方を工夫してみよう、環境を変えてみよう、と前向きな改善策を考えるようにしています。

思い立った今が一番若い時です。10~20代の時には持ち合わせていなかった経験やスキルもあるはずです。それをどう活かそうかなと考える方が、ずっとワクワクしませんか?

年齢のせいにしないメリット

注目!!

年齢を気にせず若々しくいられます。クライアントAさんや父を見ていても、自分より若い人達に囲まれて刺激を受けているのでいつも笑顔で幸せそうですね。

認知症の発症を遅らせることができます。様々な習慣の本には、笑うこと、新しい出会い、推し活など、”自分から楽しむ”ことが脳の活性化には効果的であると書かれています。

そして、家族や周りを安心させることができます。自分の人生をイキイキと生きている方は、私たちも応援したくなりますね!

今日からできるワンポイントアドバイス

こんちゃん

1.「もうこの歳だから」⇒「もういい大人なんだけど、○○してみたい」に言い換える

2.やってみたいことを書き出してみる

3.どうやったらできるかを考えて、やっている自分を想像する

1.ちょっとした言葉の違いなのですが、自分を前向きにする力があるので私はよく使っています。実際に口に出してみると、何でもできそうな気持ちになるから不思議です。ぜひ試してみてくださいね!

2.以前から興味があったこと、学生時代にやっていたこと、友達から誘われているけど勇気がなくて踏み出せないこと、とにかく自分の気持ちに正直になってみましょう。みなさんは立派な大人です。周りが何と言おうと、それを気にして行動に移さないのはもったいないですね。

3.”できない理由を考えない”ということは、とても大事です。新しいことにチャレンジしている自分はキラキラした笑顔で楽しそうにしていませんか?誰しも人生の最後を迎えます。その時「あぁ、あの時勇気を出してやっていてよかったな」と思えると幸せですね。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

私も40代になり、がんばっている若い方に出会ったり、年下の方に教えてもらうことも多くなりました。そんな時あえて「歳だから」なんて言葉を使う必要はなくて、素直に「がんばってるね」と応援したり「助けてもらえる?」とSOSを出せる、そんな大人でいたいなと思います。

あなたも今日から、自分をゆるめてラクにする、「年齢のせいにしない」習慣にトライ!

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