言いづらいことを伝える習慣

言いづらいことを伝える習慣

はじめに

自分で自分を育てていこう!習慣化コーチのこんちゃんです。

みなさんは、普段「言いづらいこと」言えてますか?職場や家庭、友人関係など、いろんな場面で言いづらいなぁ、でも言わなきゃ伝わらないよなぁ…と思うことありますよね。

今回は特に、仕事上で「言いづらいことを伝える」ことについて、習慣化の観点から探ってみたいと思います。

「いつも言葉を選んで、うまく伝えられているよ」という方もいるかもしれません。ただ、どうも苦手で言葉を選びすぎてうまく伝わらない…という方は、何か参考にしてもらえたら嬉しいです。

私の経験から

長く人事の仕事をしていて、新入社員や若手社員、同年代の中堅社員、時には立場が上の管理職や経営陣にも”言うべきことを言わないといけない”場面が多くありました。

若手の頃は、上司たちがそれを担ってくれていましたが、年次を重ねて立場が変わると、次第に直接相談が来たり対応を任されるようになり、「言いづらいことを伝える」機会も増えてきました。1つ事例をご紹介します。

メンバー

取締役のAさんは言い方がキツイ。

大声で怒鳴っていて、いつも部署の雰囲気が悪い。

会社の機密情報まで聞こえて、会社の先行きが不安になる。

複数の方からこんな相談を受けました。さて、Aさんは年齢も立場もだいぶ上の方、他の管理職や上司も「言いづらい(=注意しづらい)」相手です。

ただ私から見たAさんは、悪い人ではないし、間違っていることを言っているわけでもなく、普段からフラットに話せる方でもあったので、勇気を出して別室に呼んで直接お話することにしました。「役員という立場上、周りに影響力がある」という事実を伝えたうえで、言い方、表現の仕方を変えて欲しいとお願いしたところ、すんなりと非を認めて次の日から意識してくれるようになり、次第に部の雰囲気も穏やかに変わっていったのです。

この出来事は1つ私の大きな自信になりましたが、いつもこのようにうまくいくことばかりではありません。伝え方に失敗して逆鱗に触れ、上司を通じてお叱りを受けることもありました。やはりこれは相当な訓練が必要で、常日頃の習慣が大事だなと思うわけです。

言い方、伝え方によって、相手に対する伝わり方は変わります。みなさんは、言いづらいこと、冷静に的確に相手に伝えることができていますか??

言いづらいことを伝えるメリット

注目!!

相手との関係性が、確実に一歩前進します。本気で相手のことを思って、伝え方を考えて、周りへの影響も配慮して真摯に伝えた言葉は必ず相手に伝わります。

周りの人から感謝されます。自分も誰かの役に立てたと思うことができるので、自己肯定感が高まりますね。

自分の経験値になります。誰かに対して怯えたり、態度を変えたりすることがなくなるので自信を持ってフラットな関係が築けるようになりますね。

今日からできるワンポイントアドバイス

こんちゃん

1.自分の苦手パターンを知る

2.伝え方を考えて、シミュレーションする

3.日頃からフラットな人間関係を心掛ける

1.言いづらいなぁ、伝えづらいなぁと思うポイントはどこでしょう?相手の年齢、性別、立場以外にも、関係性や伝える内容などいろんなパターンがあると思います。できるところから少しずつクリアしていけるといいですね。

2.その言いづらいことを本当に伝える必要があるか、誰がどう伝えるのがベストなのか、しっかり事前に考えておくことが大事です。1対1ではなく複数で話した方がうまくいく場合もあるので、ここは慎重に検討したいですね。伝えるタイミング、言葉選び、場所や時間など、すべてシミュレーションして臨むと、お互いに感情的にならずに冷静に対話ができますよ。

3.普段からの何気ないやり取りが、実は一番大事なのかもしれません。誰とでも対等で誠実な関係を築きたいですね。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

仕事をしていると、どこまで行っても「言いづらいこと」はあるものだと思います。丁寧に、誠実に、冷静に伝え方を考えられるゆとりのある大人になりたいものですね。

あなたも今日から、自分をゆるめてラクにする、「言いづらいことを伝える」習慣にトライ!

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