相手の言葉を繰り返す習慣
はじめに
自分で自分を育てていこう!習慣化コーチのこんちゃんです。
みなさんは、相手の話を聞く時にどんなことを意識していますか?仕事で営業職や管理職の方は傾聴スキルを学ぶ機会もあるかもしれません。
今回は「相手の言葉を繰り返す」ということについて、習慣化の観点から探ってみたいと思います。
「いつも意識して繰り返すようにしているよ」という方も多いかもしれません。ただ「自分が話すことで精一杯で、特に意識していないかも…」という方は何か参考になれば嬉しいです。
私の経験から
私は会社員時代に長く人事の仕事をしていたので、研修で「傾聴スキル」「聴く力」を学ぶ機会が多くありました。「傾聴力」とは、相手の話に真剣に耳を傾け、理解しようとする能力のことです。言葉だけでなく相手の感情や意図を注意深く捉えることができるため、ビジネスをするうえで信頼関係を築くのに重要な役割と言われています。
ところで、みなさんの周りに「この人の傾聴力すごいな」と思い浮かぶ方はいますか??
私が以前働いていた会社で一緒だったAさん、先日も食事をご一緒する機会があって当時と変わらず会話を楽しむことができました。このAさんは「相手の言葉を繰り返す」プロだなと思う方の1人です。
娘ちゃんはいくつになったんでしたっけ?
娘ちゃんはねぇ…
Aさん、意外に苦労されてるんですねぇ…(私、失礼!?)
意外に苦労してるんだけどさぁ、それって…
こんなふうに、必ず私の発言に対してリピートされるんですね。やる人によってはわざとらしく聞こえたりもするんですが、少なくともこのAさんとの会話はとても自然で「私の話を聞いて返してくれているな」という安心感があります。だから会社を辞めてからも関係が続くんだなと、そんなことを思いました。
頭では分かっていても自分が話したいことに夢中になる人が多い中、このAさんは会議や打ち合わせの場でもこれを徹底していました。これこそ習慣化だなと思います。私も仕事柄気をつけているつもりではありますが、日常生活ではどうかと言われると正直自信はありません。
実はこのAさん、大手住宅メーカーのトップセールスマンだった方です。なるほど、こうやってお客様の心をつかんできたんだなと、そんなことを思った身近な事例をご紹介させていただきました。
相手の言葉を繰り返すメリット
注目!!
相手の話に興味を持って真剣に聞いているという印象を与えます。ミラーリング効果といって、相手と親しくなるための方法の1つとして有効と言われています。
感情に寄り添う必要があるので共感力が身につきます。逆にそうでないと単なるオウム返しになってしまって、マイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。
相手の話を確認しながら会話を続けることができます。本当に言いたいことを聞いて理解を深め、相手の会話の意欲を引き出すためにも効果的ですね。
今日からできるワンポイントアドバイス
1.聴くことに集中する
2.最後のワードだけ真似てみる
3.感情を乗せて相槌を打つ
1.自分が話すことに気を取られると、相手の言葉を繰り返すこともできなくなります。まずは相手の話をよく聴いて理解する意識を持つところからスタートしてみてはどうでしょう?
2.例えば、普段なら「そうなんですね」と返すところを「○○なんですね」とそのまま言ってみると、少しずつ感覚がつかめてきます。慣れてくるといろんなアレンジもできるようになりますよ。
3.相手の感情をイメージして話してみるようにしましょう。初めのうちはぎこちなくなるかもしれませんが、何事も練習!共感力を高めていきたいですね。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
改めて「これは会話のクセだなぁ」と思いました。だからこそ意識して変えていけば、必ず目に見えてコミュニケーションの質に変化が出てくるはず。もし1人では不安…という方は、ぜひ公式LINEからメッセージをお待ちしています。一緒に作戦会議をやりましょう!
あなたも今日から、自分をゆるめてラクにする「相手の言葉を繰り返す」習慣にトライ!
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