増補改訂版フィードバック入門(オススメの本より)

フィードバック入門

はじめに

自分で自分を育てていこう!習慣化コーチのこんちゃんです。

今日は土曜日、オススメの本をご紹介。今回は、立教大学経営学部教授である中原淳さんの著書「増補改訂版 フィードバック入門」。人事支援をしている中で、今ちょうど必要な内容だなと思って読んでみました。

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増補改訂版 フィードバック入門 部下が成果を出すための最も効果が高い育成の技術

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オススメポイント

フィードバックの必要性が分かる

本書ではフィードバックとは「耳の痛いことを部下にしっかりと伝え、彼らの成長を立て直すこと」とあり、なぜ部下が育たないのか、基礎的なフィードバックの技術を分かりやすく解説してくれています。初めてマネージャーになって悩んでいる人にはすぐに使える内容になっていてオススメです。

具体的で効果的なフィードバックの方法が学べる

第4章ではタイプ別&シチュエーション別のフィードバックの方法をQ&Aで紹介されています。逆ギレタイプ、黙り込むタイプ、言い訳タイプ、現実逃避タイプなどさまざまな例で具体的な対策が書かれているので、自分の部下をイメージしながら活用できる1冊ですね。

気を付けておきたい5つのチェックポイント

本書の第3章で紹介されている5つのチェックポイントがこちらです!

注目!

1.あなたは、相手としっかりと向き合っているか?通常の仕事モードから、時空間をいったん「区切って」、しっかりと相手に相対するということです。腹をくくってください。相手から逃げないでください。しっかりと相手に向き合ってください。いったん始まったら、こちらも逃げられないのがフィードバックです。

2.あなたは、ロジカルに事実を通知できているか?フィードバックでは「耳の痛いこと」を相手に鏡のように「事実ベース」で伝えます。そのためにはデータが必要です。しっかりと部下を日頃から観察して、データを収集しておきましょう。フィードバックで何より重要なのはロジカルであることなのです。

3.あなたは、部下の反応を見ることができているか?感情的にならずに、まずは徹底的に聞いて、受け入れ、その上で「返すこと」です。どんな反論や反発でも、聞いていれば「論理のほころび」が出てきます。この「論理のほころび」こそが、刀を返すチャンスです。フィードバックとは、受け入れて、攻めること。負けて、勝つこと。

4.あなたは、部下の立て直しをサポートできているか?フィードバックの後半は「成長の支援」なのです。立て直し策を一方的に押し付けると、部下は納得しません。最終的に何をするかは必ず部下に選ばせましょう。

5.あなたは、再発予防策を立てているか?フィードバック後に、定期的に何度か面談を設定し、フィードバックで約束した内容が履行されているのかどうかをチェックし、また、必要な場合には、部下の立て直しにつきあうことになります。フィードバック後も「1on1」などの「上司ー部下」の面談を定期的に行い、部下をフォローし続けることです。

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おわりにより

注目!!

フィードバックは「個人の問題」でもありますが、同時に「組織の問題」でもあります。上司と部下の間のフィードバックを高めていくことは、「個人だけが努力しなければならない問題」ではなく、「組織が本気で取り組んでいかねばならない課題」であると私は思っています。あなたの組織は、フィードバックが正しくなされている組織ですか?

⇒ 今私が企業向けにご提案しているサービスは「部下から経営者へのフィードバック」を推奨する内容です。結局、立場上言いにくいことや言った後の報復を恐れると、率直な意見が言えない組織になってしまうからですね。上司部下問わず、もっと世の中に「フィードバックの重要性」が広がればいいなと思っています!

感想

フィードバックってよく聞くけど、何だかよく分からない

最近管理職になったので、フィードバックのやり方を知りたい

年上の部下に対して、フィードバックのコツが知りたい

フィードバックで「ハラスメント」と言われないか心配

こんな方にぜひ手に取ってもらいたい1冊です!

本書の中で、マネージャーが陥る「デフレスパイラル」が紹介されています。部下を育てる時間がない→できる部下が多忙・激務化、できない部下がモチベーション喪失→メンバーが辞めていく→自分が業務をやるしかない→部下を育てる時間がない→マネージャーの疲弊、職場の崩壊。

これは本当によく聞く話で、結果、みんなガンバっているのに達成感も感じられず成果も出なくて疲弊していくという、誰も幸せにならない構図です。新卒や中途でも、こんな組織に入ってしまうことは避けたいですよね。

そうならないために、マネージャーがフィードバックに時間を使って、いるメンバーをどう活用して成果を出すかということに注力できるかが組織の明暗を分けるのだと私は思っています。ただその環境を作れるのは経営者しかいない、だからこそ経営者自らがフィードバックをもらいに行って組織を作っていく必要があるんだと思っています!

部下が成果を出すための最も効果が高い育成の技術を学びたい方は、ぜひ1度読んでみてください!

おわりに

みなさんもこの本を読んで、ご自身のフィードバックの方法を振り返るきっかけになったらいいなと思います。

あなたも今日から、自分をゆるめてラクにする「フィードバックについて学ぶ」習慣にトライ!

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