ネガティブ・ケイパビリティの思考習慣 「すぐに」をやめる(オススメの本より)

はじめに
自分で自分を育てていこう!習慣化コーチのこんちゃんです。
本当は昨日の予定でしたが、今日に変更してオススメの本をご紹介。作家・企業顧問である沢渡あまねさんの著書「ネガティブ・ケイパビリティの思考習慣 「すぐに」をやめる」を読んでみました!
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オススメポイント
ネガティブ・ケイパビリティについて学べる
本書では分かりやすく「ネガティブ・ケイパビリティ=すぐ解決しようとしない行動特性および能力」と定義されています。目先の成果をスピーディーに出すことが優先される組織では、仕事へのやりがいや楽しさを忘れてしまう。ありたい組織にするにはどんなことが必要なのかを専門的に学べる1冊です。
自社の組織を改善する具体的な手法が分かる
この本は、2つのパートでネガティブ・ケイパビリティをひも解いています。1部で具体的な職場のエピソードが12種類紹介されていて、2部でネガティブ・ケイパビリティを組織に落とし込んでいくための具体的なアプローチが紹介されています。とても分かりやすく書かれているので、日常の職場の様子を思い浮かべながらサラっと読めるのがいいですね。
TDAフレームワーク
私はよく習慣化で「PDCA」をオススメしていますが、TDAは初めて知りました。スピーディーに飛びついてしまうポジティブ・ケイパビリティが強すぎる組織や人はぜひ参考にしてみてください!
P160 より
〈T:Think(考える)〉
アイデアをまだ自分自身(または自組織の中)だけで温めている段階。だれにもいってない。
〈D:Deliver(伝える)〉
考えやアイデアをだれか(または他部署や他組織)に共有または発信する段階。だれかに(または広く)知られている。
〈A:Act(実行する)〉
考えやアイデアを実現(または解決)するための行動を起こしている段階。すでに始まっている。
おわりにより
注目!!
最近、わが国でも盛んなスタートアップ推進や新規事業創造の文脈においても、経済合理性のみを優先する風潮や文化に異を唱える声や行動が強まりつつあります。その1つが、ゼブラ企業という考え方です。無理な急成長を目指さず、他者や地域や社会との共存と共創に重きをおくゼブラ企業も注目され始めています。ゼブラ企業は、ネガティブ・ケイパビリティも大切にする。
⇒ 先日参加した先輩経営者の方が「これから求められるのはローカルゼブラ企業だ」と言っておられて、まさにこの話をしていました。これまでのような勢いやスピードを求めて急成長するのではなく、じっくり考えながら焦らずあわてずの姿勢が今後長く続く企業に求められることなのではないかと思います。
感想

自社の組織に活気が足りない
自部門のメンバーは自分の意見を言わずおとなしい
こんなことを思っている経営者や管理職、人事の方にぜひ手に取ってもらいたい1冊です!
本書では、小さな問題を勝手にマネージャーが大騒ぎする「心理的安全性の低い組織風土」の事例が紹介されています。これ以外にも隠ぺい体質、イエスマン、燃え尽き、人材流出、改善ごっこ、生産性の低下、長時間労働の常態化など、組織開発を考えるにあたっての重要なキーワードがたくさん出てきます。
12の事例を読み進めていて、実はこれまで私が働いてきた会社でもいくつか似たエピソードがあり、それを食い止められなかった自分の無力さを思い出しました。当時この本のアプローチを試みていたら少しは組織が正常化していたかもしれないと思います。
みなさんの組織はどうですか??事例を自組織に置き換えて改善策を前向きに考えてみたくなるオススメの1冊です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?みなさんの組織が「ネガティブ・ケイパビリティ発想」持って、しっかり考えながらアイデアを出し合える働きがいのある職場になればいいなと思います。「そうは言っても本を読んだだけでは難しい」という方は、ぜひ公式LINEからメッセージお待ちしています。
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